2009年11月21日土曜日

「日商簿記1級」合格までの軌跡~その3~

翌年の6月の検定に向けて、2007年8月から1級の勉強を始めましたが、試験慣れをするために11月の試験にチャレンジすることにしました。

時間はわずか4か月弱しかありません。

記念受験とはいえ、一通り試験範囲を終わらせることを念頭に置きました。

私がこの3か月で使ったテキストはTACの「合格テキスト(全6冊)」と「TAC直前予想」「過去問題集」のみです。

「合格トレーニング」(問題集)はやりませんでした。

トレーニングをやらなかった理由は、①やる時間がない、②単元ごとの問題しかないトレーニングを解くより、総合問題の多い過去問をこなした方が短期間で実力がつくと考えたから。

このときの私の勉強法は、まずは8月から10月末までテキストの例題を解いて、残り一か月で過去問や「TAC直前予想」を解きました。

過去問は2年分しか解きませんでした。模擬試験は受けませんでした。

そして、11月の試験を迎えました。

決戦の地は早稲田大学!

何度も言うとおり記念受験のつもりだったので、あまり緊張しませんでした。

しかも、このとき腕時計を忘れたのですが、私が受けた教室では時計がなく困りましたが、「ま~いっか」って感じでした。

私のすぐ近くに座ったおじさんが、あたかも海外旅行に行くのではと思えるほど巨大なスーツケースを持ってきており、その中にテキストや問題集やノートがぎっしり詰まっていたのが驚きました。

試験では、商簿・会計では試験直前に「TAC直前予想」で解いた連結決算が出ましたが、本試験では「全面時価評価法」での出題であり、私が解いたことがある問題は「部分時価評価法」だったので、解き方が分からず「部分時価評価法」の計算方法で解きました。

試験終了後は高田馬場の一風堂で「赤丸新味」「餃子」を食べながら、お疲れビールを飲んで(昼間から)、
いい気分で帰りました。

TACの解答速報会には参加しませんでしたし、WEBでも解答を確認しませんでした。

「ま~30点位かな?」と思っていました。

ところが、2か月後の発表で、家に届いた一枚のハガキを開いてみて驚きました。

な・なんと!

62点

日商1級は70点以上が合格です。

「次は必ず受かる!」自信が湧いてきました。

~続く~

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