2009年10月31日土曜日

事例 I 再現答案

忘れもしない10月25日。

大失敗に終わったと思う2次試験の体験記と再現答案を公開します。

まず、2次試験会場に到着して、私の席を確認。

なんと一番前の座席!試験で一番前の席は初めてです。

なんだか嫌な予感。

教室に着いてからしばらくは、ファイナルペーパーを読んでいましたが、開始30分前には心を落ち着かせるために、ミスチルの「風と星とメビウスの輪」を聴く。

そして二曲目に「GIFT」を聴こうとしたとき、ふと思い出しました。

「GIFT」はミスチルの桜井さんが、井上康生が挑戦する姿をイメージして作った歌⇒井上康生といえば東原亜希と結婚⇒東原亜希といえばデスブログ伝説で有名!(なぜかブログに書かれた人が不幸になるらしい)

いかんいかん!試験直前にこの歌を聴いてはならぬ!と慌てて音楽をストップしました。

そして、開始直前まではブレインボタンを100連発して集中力を高めました。

さあ、いよいよ始まる。

問題用紙と解答用紙が配られ、緊張感が高まる。

試験管も時計をちらちらと見始める。

私の時計は9時59分30秒を超えた。

そして、9時59分55秒、56、57、58、59

スタート!!!



・・・・?あれ?始まらない?なぜ?

ひょっとして、俺の時計進んでた??うわ~この緊張をどうにかしれくれ~~~~!!!

もう俺の時計は10時1分30秒を超えている。

いつ始まるんだ!

と思っていた矢先に試験管から「スタート」の声。

やばい、俺、緊張しすぎている。

そして、まず問題用紙のホッチキスを外そうとしましたが、取れない!

「しまった!」

TAC模試のときもホッチキスが取れずに焦ってしまったんだ!

しかも今度はTAC模試のときよりも外すのに時間がかかる。

ますます焦ってしまいました。

「なんとか落ち着かせるんだ」と何度も自分に言い聞かせたのですが、もういつもの精神状態ではなかったです。

さて、まずは設問文から読み始めました。

通常の演習であれば、事例Iでは7分位時間をかけて問題要求の解釈やキーワードを書いていました。

ところが、本試験ではなぜかキーワードなどほとんど書かずに、あっという間に与件文を読み始めてしまいました。

いつもと異なるやり方をしていることに気づいてはいるものの、焦りからかそのまま突き進んでしまいました。

そして、第1問
A社の強みを、余白に列挙していき、4点ほど見つかりました。これをどうまとめるか?

F社の強みは一か所しか見つかりません。

焦りながらいつもよりも早めに記述し始めました。

しかも頭の中でまとめてから書くのではなく、書きながら考えてしまいました。

で、結局こんな感じになりました。

「A社の強みは、地元農家と専属契約を結び安全安心な特産原料を確保したことや、コンサルタントや社外の菓子職人による創作菓子の開発等外部の経営資源の活用力である。一方、F社は自社内の菓子職人の技術など内部の経営資源の活用により事業を拡大したことがA社との違いである。」


第2問
これはただの列挙戦術&思いつき解答になってしまいました。「理由は①~②~③」なんて記述のやり方はこれまでほとんど使ったことがないのになぜか本試験では使ってしまいました。

「理由は、①F社が人員整理や後継者問題等で社内の士気が低下しており、A社に悪影響があると考えていたこと、②組織文化の融合が困難と考えたこと、③シナジー効果を出すことが難しいと考えたことである。」


第3問
A社の士気が低下した要因は、すぐに分かりました。しかし、今日は文章をまとめる頭が全く働かない。

「パート・アルバイト比率がA社は約80%であるが、F社は既に人員整理を実施したため約40%となっており、買収に伴う人員整理ではパート・アルバイト比率の多いA社のほうを多く人員整理したため士気が低下した。」


第4問
これも思いつき列挙のような文章になってしまいました。

「期待した効果は、①A社とF社の組織文化の融合による職場の活性化や士気向上、②A社の従業員がF社の職人の技術やノウハウを学ぶことができる、③F社の菓子職人の視点からA社の生産体制の見直しなどである。」


第5問
いよいよ。事例Iもラスト。時計を見るとなぜか20分近く余っている。

じっくり与件を読まずに解いていたため、こんなに余ってしまったのでしょう。

この時点で完全に時間配分を間違っていると気づいていたものの、もはや引き返せない。

この設問は「A社とF社の強みを活かした新製品」を「インターネットで販売」という方向で記述しようとしたのですが、上手くまとめられず、しかも最後は変な文章を継ぎ足してしまいました。

「A社の地元の安全安心な特産原料を用いてF社職人による新製品の洋菓子を開発し、インターネットでの通信販売を行うことが考えられる。これにより全国的な新規顧客の獲得による売り上げの増加が見込まれる。このために、A社とF社の組織文化の融合やシナジー効果を出すことが必要である。」

続く。

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