2009年11月1日日曜日

事例 II 再現答案

事例 I終了後、出来に自信がなくとても不安な気持ちになりました。

事例Iが終わった時点で帰りたくなる人がいるという話をよく聞きますが、まさにこのときの私はこのような心境でした。

「でも、まだ3事例ある。ここから挽回すればいいだけだ。」と自分に言い聞かせ、カバンの中から定番のKIT KAT(しかも伊藤園とコラボした充実野菜味)を出し、食べました。

しかし、一度崩れたリズムを元に戻すのは困難でした。


さて、20分という短い休憩を経て、事例IIが始まりました。

まずは、事例I同様、設問から読み始めます。

通常なら初めの問題要求の解釈の段階で余白にキーワードを多く書きこむのですが、この日の事例IIは何一つ書き込まずに、さっさと与件本文に進んでしまいました。

与件文は、これも事例I同様、今年は比較的読みやすい文章です。

しかし、問題は難しい。

第1問
競合店に対して強みを活かした差別化戦略・・・。これは①従業員の顧客対応力、②地域との関係性構築が浮かびましたが、どのようにまとめるかで戸惑いました。しかも80字なのでいつもの強みを記述する問題よりボリュームが多いです。

ここは、飛ばしました。

第2問
ターゲットは「マラソン」と「フットサル」はすぐに分かりました。

「ウオーキングやジョギング、市民マラソンに参加する人。」
「人気が高まっているフットサルを始める中高年、女性、ジュニア。」

第3問
設問1は空地を活用したフットサル事業ということは、すぐに分かりましたが、設問2の銭湯との共同事業をどうするか非常に悩みました。

銭湯と共同でシャワー事業というのも浮かびましたが、それくらいのことなら単独でもできるじゃないかと考えました。ここでかなり悩んでしまい時間を費やしてしまいました。

設問1
「本店裏の駐車場を活用してフットサルコートを造って、フットサルのレンタルコート事業が考えられる。また、市内ではチーム数が増えていることから、リーグ戦を行うことでフットサル用品の売り上げやB社への愛顧向上が見込める。」

設問2
「銭湯での着替えの販売や、ジョギングウエアのレンタル事業が考えられる。これにより平日の出社前や昼休み、会社帰りの夕方等の需要が獲得でき、B社の売上拡大が見込める。また、銭湯では平日での需要拡大や休日の混雑緩和が見込める。」


第4問
インターネットを活用し、地域の魅力をアピールしマラソン参加者を募るようなことを書こうとしましたが、それをすることでのB社の売上向上への効果が疑問だったので悩みました。

だって、市外からのマラソンの参加者は既にスポーツウエアやシューズを持っているでしょうし、わざわざマラソン大会に参加したついでにB社で買い物して帰るなんて、ことはありえないと思ったので。

しかし、悩んでいるうちに時間がなくなり結局このような解答になりました。

「B社のホームページに市内の草野球や歴史ある町を颯爽と駆け抜ける市民マラソンに参加するランナーの様子などの写真や動画を掲載することで、X市の魅力や地域の一体感をアピールし、住民の増加や市民マラソンへの参加者の拡大を図る。これによりB社の売上拡大も見込める。」

さて、時間が残り少ないですが、第1問が残っています。

強みを活かした差別化戦略を2つ書かなければならないのですが、焦るあまり重複したような解答になりました。

第1問

「市内の野球リーグの事務局や会場手配などをボランティアで引き受けるなど地域の学校や団体との深い関係を構築することで安定した受注を獲得していること。」

「住民からの評判の良い従業員の顧客対応やミニコミ誌、ホームページに地元スポーツ結果を掲載するなど地域住民との深い関係性を構築していること。」

事例IIが終了しました。

80分は本番ではいつもの演習よりも遥かに短く感じられました。

これもいつものようにできなかった~・・・。

かなり暗い気分になってきました。

0 件のコメント: