ちょっとパクリっぽいタイトルですが、今年読んだミステリー小説のベスト3をご紹介します。
第1位 「贄(にえ)の夜会」(香納諒一)
2007年版「このミステリーがすごい!」国内編で第7位になった本です。
愛する妻を惨殺され復讐を誓う殺し屋と、猟奇的な殺人を繰り返す犯人を追う刑事(過去に娘を事故で失い心に傷を持つ)の2人を中心に繰り広げられるハードボイルドなサスペンスです。
ミステリー小説としては珍しく読んでいて目頭が熱くなる場面が満載です。
まさに「泣けるミステリー」です。
でも、残虐な場面もたくさんあるので、食事の前に読むと食欲がなくなるかもしれないので要注意です。
第2位 「告白」(湊かなえ)
以前にもご紹介しましたが、とにかく最後のオチ(特に第1章と第6章)に度肝を抜かれました。
文体も一見読みにくそうなのですが、実は非常に読みやすく(全て語り口調)、あっという間に読めます。
第3位 「新参者」(東野圭吾)
2010年版「このミステリーがすごい!」で栄えある第1位に輝いた本です。
短編集だと思いきや、実は全てがつながっている、まるでパズルのようなミステリー小説です。
なのに、作者は実は何も決めないまま書き始めたという話には驚きました。
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