2009年11月23日月曜日

「日商簿記1級」合格までの軌跡~その5~

日商1級3度目の挑戦になりました。

今度は一から鍛え直しつつ、応用力を高めることを意識した勉強法に取り組みました。

使った問題集は、①大原「ステップアップ問題集」、②過去問題集、③TAC直前予想、④ネットスクール「ラストスパート模試」、「本試験レベル問題集」です。

以前のブログでも紹介しましたが、大原の「ステップアップ問題集」は応用力をつけるには最高の問題集です。

これによりパターンの暗記などではなく、初見の問題を解く力が相当身に付いたと思います。

ちなみに今回も模試は受けませんでした。



試験当日は緊張しました。会場は今回も明治学院大学。

「もし落ちてしまったら、この1年間はなんだったんだって思ってしまう。」

「自信を失くし診断士の勉強に支障がでるかも。」等々不安でいっぱいでした。

試験はやはり難しく予想していた連結決算やキャッシュフローは出ず、苦手な「特殊商品販売」が出題され苦戦しました。

終了後は、TACの解答速報会に参加しませんでした。というか、怖くて参加できませんでした。

当然WEBなどでも確認は一切しませんでした。

その後も1級のことは振り返らず、診断士の勉強を始めました。

そして、年明けの1月14日です。

ドキドキ緊張しながら、仕事から帰宅しました。

家のドアを開けた瞬間、嫁さんが、

「おめでとう!!」と飛び出てきました。

手に大きな封筒を持っていました。

なんと簿記1級は合格者には合格証書もセットで送られてくるので、実はハガキか封筒かで合否が分かっちゃうんですね。

嫁さんは目に涙を浮かべて喜んでました。

点数は81点。

転職して1年ちょっと、ようやく転職前に実現できなかったことができた!

日商1級を始めて勉強したのは2001年。実は8年越しの合格です。

嫁さんには「8年間の苦労が実ったね。」「8年間も勉強して、やっと取れたね。」などしばしば冗談を言われるので「実質は2年も勉強してね~よ。」と言い返してます。

でも、本当にうれしかった。2001年に勉強を開始したときの自分は、まさか8年後に合格するなんて予想してなかったし、2004年に勉強を諦めたときは、「二度とやるまい」と思っていました。


この合格で、その後の診断士の勉強に弾みがついたのは言うまでもありません。

1次試験では財務・会計の負担が軽くなり、直前答練が始まる5月までほとんど勉強せずに済みました。

ですから、他の科目にかなりの時間を割くことができました。


次は12月11日の発表待ちです。

当日は落ちても受かっても、家族でちょっと高い天ぷら屋で食事をする予定です。

ただし、受かっていた場合は7,875円のコース、落ちていた場合は3,360円のコースです。

もう一度あの感動を味わいたい!

~完~

2 件のコメント:

中小企業診断士予備軍 Saijoh さんのコメント...

こんにちは!
簿記1級は私も興味があり、2次試験発表待ちの今は、自宅に転がっているテキストを
パラパラ眺めています。。。(^^;

どんな試験でも、努力の結果が「合格」と
いう形になったときは嬉しいものですね!

アックル さんのコメント...

こんにちは、コメントありがとうございます。

簿記1級の合格証を受け取ったときは、嬉しさと同時に長年心の中に引っかかっていたツカエが取れたような気がしました。

診断士も合格していれば涙が出るくらい嬉しいのですが・・・。

12月11日までが長いですね~。