2009年6月27日土曜日

新所沢・ブロンソンと機会損失

本日3つ目の更新です。

TAC模試の初日を終え、晩飯はまたラーメンを食べました。

(今日と明日が私が試験で家を離れるので妻と息子は、都内の実家に帰らせました。)

新所沢のブロンソンです。

この店は川越の有名なラーメン店「笑堂」の系列です。
笑堂は豚骨ですが、こちらは魚系です。

中華ソバ(ラーメン)を注文。


















「美味いっ!」

「でもちょっと味が濃すぎる!」


ところで、この店は実はつけ麺がメインです。
中華そばは夕方以降しかやってなく、しかも数量に限りがあるそうです。

う~ん。とてつもなく機会損失が発生している気がします。

つまり、この店は中華そばに制約をかけることで損をしているということです。

というのは、世間一般では、おそらく「つけ麺好き」より「ラーメン好き」の方がはるかに多いでしょう。

私もつけ麺はあまり好きではありませんし、つけ麺の方が好きという人は出会ったことがありません。

つけ麺は最初の一口は熱々で美味しいのですが、二口目以降はみるみるスープが冷めてしまい、虚しさが残ります。

この店は昼間にラーメンを食べようと思って来たけど、つけ麺しかないから帰ったという人が多いと思います。
また夕方以降はラーメンが出るとはいえ、昼食はラーメンがいいけど夕食はラーメンではもの足りないから
食べに行かないという人も多いと思います。


仮にラーメンを昼間も出すことにした場合、どのくらいの利益が出るでしょうか?

ここのラーメン一杯800円として、ラーメンを昼間も出すことによる設備費等の固定費の増加はないとします(より人気が出ることで人件費が増加するかもしれませんが、ここでは割愛)。

よって費用は変動費(麺等の材料費)のみの増加で、単位当たりの変動費は100円(麺、タレ、チャーシュー)と仮定します。

となるとラーメン一杯で800円ー100円=700円の限界利益が発生します。

さらに、昼間にこの店でラーメンを食べたいと考えている人が1日20人いると仮定した場合は、700×20=14,000円。
一か月の営業日を25日とすると年間の限界利益の増加額は、14,000円×25日×12か月=4,200千円!!

私の勝手な計算では、年間4,200千円の機会損失が生じていることになります。
味は大変いいので、是非昼間もラーメンを出すように方針変更してほしいです。

評価 3.5点(5点満点)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

あと、変動費?(原価)が100円?
勉強されてください。的屋じゃないんです。
いまや、繁盛店の原価比率は35%~40%ですよ。だからボディ(スープ)に厚みがあるんです。
麺だけで、100円を超えるお店も珍しくありません。(自家製麺を除く)

だから、チェーン店に行かずに、個人店に行く人が多いんです。手間と原価をかけているんです。

チェーン店のスープとは分子レベルで違うんです。

アックル さんのコメント...

ご指摘ありがとうございました。
繁盛店のスープはコストがかなりかかっているのですね。